マティルダの視点
正直なところ、さっきローザ夫人から告げられたニュースのせいで、私はまったく落ち着きを取り戻せずにいた。彼女が自身の病気を打ち明けてからもう1時間半近くが経つのに、いまだに心を平静に保つのがやっとだった。
「マティルダ、何をそんなにボーッとしているんだい?さっきから目がうつろだし、食事にもほとんど手をつけていない。体の具合でも悪いのかい?」
ローザ夫人は何気なくそう尋ねた。
彼女には、私がどれほどの衝撃を受けているかなんて少しも分かっていない。どうして平然としていられるだろう?彼女は私にとってかけがえのない大切な人であり、その優しさは決して返しきれないほどの存在だ――そんな彼女の病気の知らせは、まるで頭上に重く垂れ込める不吉な脅威のように感じられた。
「ううん……ただ、少し体がだるくて、ナナ。あなたの健康のことが頭から離れないの。どうしたらいいのか分からないわ。これをフレデリックに隠し続けるなんて、どうしても正しいことだとは思えないもの」
ローザ夫人は眉をひそめ、スプーンとフォークをカチャリと置いた。
「これだから誰にも病気のことを話したくなかったんだよ。みんな自分の