13

フレドリック視点

ポーラの甘い吐息が部屋中に響き、俺の声と混ざり合っていた。

このベッドの上で起きたすべてを、壁だけが静かに見守っている。

会社から何件も着信が入っていたが、そんなものを気にしている余裕はなかった。俺は今、ポーラとの熱狂的な時間に夢中だったからだ。

溜まりに溜まったストレスや重圧を、ポーラと共に吐き出す。

それは間違いなく正しい選択だった。

彼女への抑えきれない情熱が、俺を完全に支配していた。

汗で濡れた身体は、互いがどれほど満たされているかを物語っている。

「愛してる」

俺はポーラの美しい瞳を見つめた。

彼女の指が優しく俺の頬をなぞり、いたずらっぽい笑みを浮かべる。

その表情を、俺はいつだって無視できない。

もし彼女と別れることになったら――

いや、それどころか、その顔がマチルダのものに置き換わったらどうなるだろう。

ぞっとした。

マチルダの額にキスをすることを想像しただけで気分が悪くなる。

彼女の髪の匂いですら、どこか不自然で落ち着かなかった。

くそっ。

気づけば頭の中に、ポーラではなくマチルダの顔が浮かんでいる。

「私も愛してるわ、ベイビー。何を考えているの?」
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