第55章
レストランは海の上に浮かぶプラットフォームにあり、夜風に揺れる松明とキャンドルの灯りが幻想的に輝いていた。イシスはレオンと並んで歩き、白いドレスが彼女の黄金色の肌と穏やかな瞳の輝きを美しく引き立てていた。
「わあ……」
彼女は銀色の月明かりに照らされた海の景色に魅了され、ため息をついた。
「気に入った?」
レオンが誇らしげに尋ねた。
「完璧よ」
彼女は優しく微笑みながら答えた。
「夢みたい……」
二人はデッキの最も奥まった席に案内され、熱帯の花々に囲まれたテーブルに着いた。レオンはワインと地元の料理を注文し、待っている間も彼女から目を離さなかった。
「どうしてそんなに見てるの?」
イシスがからかいながら、グラスを指で軽く撫でた。
「まだ君が本物だと思えないんだ」
彼は迷わず答えた。
彼女は小さく笑い、目を逸らしながら胸が高鳴るのを感じた。
「海だけがあんなに激しいものだと思ってたのに……」
二人は話し、笑い、視線で触れ合った。ワインを一口飲む合間に、レオンはテーブルの上で彼女の手を握った。温かい肌の感触、穏やかな笑顔——彼女のすべてが彼を抗い難く惹き