第42章

第42章

ドアが閉まるやいなや、ロージーは心配そうな表情でカイオに向き直った。

「カイオ、どうしたの? 顔色が真っ青よ……それに煙の臭いがする」

彼は髪に手を入れながら言った。

「俺の車に爆弾が仕掛けられてたんだ、ロージー」

彼女は目を見開いた。

「えっ?」

「その通りだ。駐車場で車が爆発した……」彼の声が一瞬途切れた。「警備員が俺の代わりに死んだ」

ロージーは手を口に当て、胃がひっくり返るような感覚を覚えた。

「まあ……誰がそんなことを?」

カイオは深く息を吸い、込み上げてくる怒りを抑えようとした。

「心当たりがある。ロレインだ」

ロージーは呆然として瞬きをした。

「ロレイン? あの狂った女!」

「そうだ」彼は頷いた。「レオンがイシスと結婚して以来、彼女は納得していない。何でもできると思っている」

ロージーは眉を寄せ、困惑した様子だった。

「でもそれはあまりに深刻よ、カイオ……本当に確信があるの?」

「まだ確信はない。でも、必ず突き止める」彼の声は決意に満ちていた。

ロージーは近づいて彼の腕を掴んだ。

カイオは視線を逸らした。

「嫉妬と権力のために、もっとひどいことをする人間を俺は
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