第32章
車がゆっくりと道を進む間、レオンは彼女の唇に自分の唇を重ねたまま、美味しく甘い口内を隅々まで探るようにキスを続けた。手は彼女の背中を滑り落ち、指先で肌の柔らかさを感じていた。彼女は目を閉じ、その感覚に身を委ね、彼に完全に寄りかかった。心臓の鼓動が速くなるのがわかった。
「すごく恋しかった……」彼はキスの合間に低くかすれた声で呟いた。声には強い欲望が込められていた。
「私も……」彼女は答え、彼の髪に指を通し、さらに引き寄せた。
数分の間、二人のこと以外は何も重要ではなかった。共有する息遣い、お互いの体の熱さ、ようやく完全に結ばれたという感覚。
レオンは優しく手を彼女の顔に滑らせ、一つ一つの輪郭を撫で、額にゆっくりとしたキスを落とした。
「君のことを……僕たちのことをちゃんと守ると約束する」彼は誠実に囁き、額を彼女の額にくっつけてため息をついた。
彼女は優しく微笑んだ。
レオン自身、なぜそんな言葉を口にしたのかわからなかったが、本当のところ彼はイシスのことが気に入っていた。彼女がいつも自分を気遣い、辛抱強く、細やかな心遣いをしてくれるところが。
突然、携帯が鳴った。彼は電話を取